PayPay証券を開設して取引してみました。
PayPay証券株式会社は2021年2月1日に株式会社One Tap Buyから社名を変更して誕生しました。
1,000円から日米の個別株式に投資できます。
今回はポイントサイトを経由して開設しましたが、ポイントサイト関連の記事は以下をご覧ください。
口座開設に1ヶ月以上かかりました
口座開設の申込みから口座開設完了まで1ヶ月以上かかりました。
2021年3月22日 口座開設
申し込みは、本人確認書類をネットでアップロードしてすんなり終了しました。
申し込み後に送られてきたメールです。開設に1ヶ月かかるとのこと。(アンダーラインは私が引きました)
4月2日 「お詫び」メール
「口座開設手続き遅延について」というお詫びメールが送信されてきました。
4月26日 口座開設完了メール
メールに記載されている会員IDと初期パスワードでアプリ・サイトにログインして、入金・取引ができるようになります。
まずは上記の「入金先金融機関」に2,000円を振り込みました。
振込手数料はこちら側の負担になりますが、楽天銀行の「振込無料回数を利用しました」
米国ETF「SPY」を1,000円購入
SPDR S&P 500 ETF(SPY)は世界最大のETFです。2021/4/27時点の時価総額は3000億ドル、日本円で32兆円を超えます。米国を代表する企業500社を組み入れ、S&P500指数への連動を目指し運用されています。
取引報告書
- 約定価格420.88×0.02189口=9.21ドル
- 9.21ドル×108.58円/ドル=1,000円
買付手数料を計算してみます
約定価格、為替レートには手数料が上乗せされています。
- 為替手数料:0.35円
- 国外株式手数料
- 市場内:基準価格の0.5%
- 市場外:基準価格の0.7%
手数料算入前の評価額を「市場外」で計算してみます。
- 約定価格
420.88÷1.007=417.95ドル - 為替レート
108.58-0.35=108.23円/ドル - 評価額
417.95×0.02189×108.23=990円
手数料は10円になりました。
値動きなしとして売却すると
- 約定価格
417.95×0.993=415.02ドル - 為替レート
108.23-0.35=107.88円/ドル - 評価額
415.02×0.02189×107.88=980円
やはり、手数料は10円になりました。
1,000円で買付したものを980円で売却することになるので、合計20円、2%の手数料がかかることになります。
SPYを1口購入すると、420×108=45,360円程度かかります。それが1,000円から購入できるので、ある程度の手数料はかかることになります。
SBI証券でSPYを1口売買した場合の手数料は…
私が主に利用しているSBI証券の「SPY」の売買手数料を試算してみました。
- SPY取引手数料
- 買付時:無料
- 売却時:0.495%(税込)
- 為替手数料 0.25円
SPY:420ドル/口、為替レート:108.00円/ドルとして試算します。
取引 | 為替 レート | 1口価格 円換算 | 手数料 (円) | 価格 (円) |
---|---|---|---|---|
買付 | 108.25 | 45,465 | 0 | 45,465 |
売却 | 107.75 | 45,255 | 224 | 45,031 |
- 手数料
45,465-45,031=434円
434÷45,465=0.95%
SBI証券の場合、為替手数料も含め約1%になります。
住信SBIネット銀行で為替取引をして、SBI証券でSPYを売買すれば、為替手数料が0.04円/ドルになるので、手数料はもっと抑えられます。
PayPay証券は、あくまでも単元株未満の取引に利用したほうがよさそうです。
日本株「日産自動車」を1,000円購入
「日産自動車」を1,000円購入しました。長年日産の車を乗り継いでいるので…。
前日の夜に注文を入れたので「予約注文」になり、翌日9時の取引開始時間に約定しました。
取引報告書
- 約定日時 2021/04/28 09:00
- 約定価格 558.08円
- 約定数量 1.79186
「558.08×1.79186=1,000円」となり、1,000円分約定しました。
買付手数料を計算してみます
国内株式の予約注文の約定価格は「9時00分10秒以降の直近の株価にスプレッドを増減した価格」となります。スプレッドは「東京証券取引所の立会時間内:基準価格の0.5%」となります。
- 市場価格(推定)
558.08÷1.005=555.30円 - 評価額
555.30×1.79186=995円 - 手数料
1,000-995=5円
2021年4月28日「日産自動車」の実際の始値は555円でした。
その555円に手数料0.5%分を上乗せした金額は555×1.005=557.775円になります。「始値での取引」ということではないようです。
日興フロッギーでも「日産自動車」1,000円購入
比較のため、日興フロッギーでも「日産自動車」を1,000円分購入しました。
日興フロッギーは、100円から日本国内約3700銘柄の個別銘柄・ETF・REITを購入でき、dポイントを使って投資することが可能です。
私は、dポイントを使って国内株式に少額ずつ投資しています。
約定画面
日興フロッギーの約定金額は、前場または後場の始値になります。
100万円以下の買いの手数料はかかりません。100万円以下の売りの場合は、市場価格の0.5%低い株価になります。100万円超の売買には市場価格の1%の手数料がかかります。
- 2021/04/28 前場始値で約定
- 約定金額 555円
(前場始値の金額になります) - 数量 1.80180株
- 約定金額 1,000円
(555×1.80180=999.999)
メリットは「米国株式に少額から投資できる」
日本株に少額から投資するなら「日興フロッギー(キンカブ)」の方が買付手数料が無料になります。
PayPay証券は、米国株式に少額から投資できるのがなんといっても大きなメリットになると思います。
今回は、ポイントサイトのポイント狙いで口座を開設しましたが、米国の個別株式投資の勉強に利用したいと思っています。