三井住友銀行には他行振込手数料を無料にする優遇措置がありません。
私は、SBI証券+住信SBIネット銀行、楽天証券+楽天銀行を利用して、手数料無料で三井住友銀行から任意の銀行に資金移動しています。
三井住友銀行の金利、振込手数料
2022/9/18現在
- 普通預金の金利:0.001%
- 他行あてネット振込手数料
3万円未満:165円
3万円以上:330円
(税込み・一部の銀行を除く)
165円
=1650万円1年分の利息
=100万円16.5年分の利息
330円
=3300万円1年分の利息
=100万円33.0年分の利息
振込手数料を払うのはなんとも避けたいところです。
私の場合、三井住友銀行からの資金移動には、緊急の場合を除いて、楽天証券+楽天銀行、SBI証券+住信SBIネット銀行を利用しています。
Vポイントを使って他行宛振込手数料に当てることができますが…
Vポイントとは、SMBCグループの共通ポイントです。
三井住友銀行・三井住友カード・プロミスの各種サービスを利用することで貯まります。
「ポイントおまとめ手続き」をすることで、貯めたポイントを合算して利用することができます。
このVポイントを利用して、振込手数料を、3割引・5割引・全額割引にすることができます。
例えば、3万円以下の金額をネットを利用して他行に振り込む場合、振込手数料が165円(税込み)かかりますが、振込画面でポイント利用の「全額割引」を選択すると、Vポイント150ポイントで振り込むことができます。使われるポイント数は「税抜き金額相当」になっています。
ただ、これも「Vポイントを使って」ということなので、手数料無料とは言えません。
楽天証券+楽天銀行を利用して資金移動しています
次の手順で無料で資金移動しています。
- 三井住友銀行
↓…楽天証券リアルタイム入金 - 楽天証券
↓…マネーブリッジ - 楽天銀行
↓…ハッピープログラム無料振込 - 他の銀行口座
楽天証券リアルタイム入金
楽天証券の入金方法にはリアルタイム入金という方法があります。提携金融機関(例えば三井住友銀行)のネットバンキングの仕組みを使って、即時、無料で証券口座に入金できます。
リアルタイム入金提携銀行(2022年9月)
楽天銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、PayPay銀行、住信SBIネット銀行、セブン銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、イオン銀行、広島銀行
楽天銀行・楽天証券マネーブリッジ
さらに、楽天銀行と楽天証券の資金を自動的に繋ぐマネーブリッジという仕組みがあります。楽天銀行でマネーブリッジを申し込み、楽天証券で自動入出金サービスを設定します。
これにより、楽天証券での買い注文時に、楽天銀行の預金残高から不足資金を自動入金します。また、楽天証券口座にある資金を、毎営業日夜間に楽天銀行へ自動出金します。
マネーブリッジを設定すると、楽天銀行の普通預金の金利が、通常の5倍の0.1%(税引前)になります。三井住友の100倍!です。
楽天銀行ハッピープログラム
楽天銀行には他行あて振込手数料が無料になるハッピープログラムという制度があります。
他行振込手数料について、会員ステージがVIP以上(預かり資産が100万円以上)なら、月3回無料になります。
それ以外のステージの人も楽天銀行口座を給与/賞与/年金の受取口座に指定し実際に受取があると、他行振込手数料が翌月3回無料になります。
会員ステージに応じた特典回数と「給与/賞与/年金受取で翌月3回無料」での特典回数を比較して、多い方の回数のみ受け取れます。
給与/賞与/年金の受取による3回については、使い切らない月があっても、2回まで翌月に繰り越して最大5回分まで保有できます。
私は楽天銀行を年金の受取口座に指定しています。
年金は隔月に支給されるので無料回数も隔月にもらうことになりますが、使わなかった回数を翌月に繰り越して、有効に利用しています。
SBI証券+住信SBIネット銀行を利用して資金移動しています
次の手順で三井住友銀行の資金を無料で他の銀行に移動しています。
- 三井住友銀行
↓…SBI証券即時入金サービス - SBI証券
↓…自動出金 - 住信SBIネット銀行
(SBIハイブリット預金口座)
↓…振替 - 住信SBIネット銀行
(普通預金口座)
↓…スマートプログラム無料振込 - 他の銀行
※住信SBIネット銀行SBIハイブリット預金から直接他行振込はできないので、普通預金に振り替えてから、他行振込します。
SBI証券即時入金サービス
SBI証券には即時入金サービスという仕組みがあります。提携金融機関のネットバンキングの仕組みを使って無料で証券口座に入金できます。
即時入金サービス提携銀行(2022年9月)
住信SBIネット銀行、三菱UFJ銀行、 三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、楽天銀行、PayPay銀行、ゆうちょ銀行、セブン銀行、スルガ銀行、イオン銀行
SBI証券自動出金
住信SBIネット銀行には普通預金とは別にSBI証券と連携したSBIハイブリッド預金というものがあります。
SBIハイブリッド預金口座の残高は、SBI証券口座の買付余力に自動的に反映し、買い注文に利用できます。また、SBI証券内の拘束金を除く余剰資金が、翌営業日付でSBIハイブリッド預金口座へ自動振替されます。
即時入金サービスでSBI証券に入金された金額が翌営業日に自動的にSBIハイブリッド預金口座に振り替わります。
SBIハイブリッド預金には金利優遇もあります。
(2022年9月)
- 円普通預金:0.001%
- SBIハイブリッド預金:0.010%
住信SBIネット銀行スマートプログラム
住信SBIネット銀行には他行あて振込手数料が無料になるスマートプログラムという制度があります。
ランクに応じて、他行無料振込回数が1回~20回獲得できます。
不正送金を未然に防ぐ「スマート認証NEO」の登録をするだけで、ランク2となって、無料回数が月5回獲得できます。
まとめ
楽天証券、SBI証券ともに口座開設は無料です。
証券口座内で株式や投資信託を購入しなくても手数料はかかりません。
我が家では、私も妻も、銀行口座と証券口座をセットで開設して便利に利用しています。
振込手数料を支払うのはなんとも避けたいところです。
手間と時間がかかりますが、急がないときはこの方法で資金移動しています。
ぜひ利用を検討してみて下さい。