楽天ポイント・dポイント・PayPay・au Payは、アプリやウェブサイトの中で擬似的なポイント運用ができます。
証券会社の口座を開設する必要がなく手軽に株式や債券に投資してポイントの運用ができます。
運用したポイントは現金には交換できず、アプリの中でポイントとして利用することになります。
私自身は一時PayPayボーナスの運用をやっていましたが、証券会社でインデックス投信の運用しているので、結局やめてしまいました。
今回この記事を書くのに合わせて再開し、それぞれのポイント運用についてまとめてみました。
楽天ポイント運用
「楽天ポイント運用」は、「楽天ポイントクラブ」のサイト・アプリの中で運用します。所有する楽天ポイントを運用サービスに振り替えて、簡単に始めることができます。
「楽天ポイント投資」というサービスもありますが、これは楽天証券口座を開設し、証券口座の中で、現金や楽天ポイントを利用して株式や投資信託に投資することになります。
ここでは「ポイント運用」について確認していきます。
ポイント運用の仕組み
- 楽天PointClub内で運用
- 100pから100p単位で「運用」に振替
- 運用できるポイントは「通常ポイント」のみ、期間限定ポイントは運用できない。
- ポイントサイトなどから交換したポイントも運用できない
楽天ポイントクラブのアプリ・ウェブサイトへログインすると表示される「運用中ポイント」をクリックすると簡単に始められます。
運用コース
アクティブコースとバランスコースがあり、両方同時に運用できます。
アクティブコース
楽天投信投資顧問(株)が運用する楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)に連動するコースです。この投資信託は、日本を含む全世界の株式および債券に70:30の配分で分散投資しています。日々の動きが大きく、積極的な運用を目指すコースになります。
バランスコース
楽天投信投資顧問(株)が運用する楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)に連動するコースです。この投資信託は、日本を含む全世界の株式および債券に30:70の配分で分散投資しています。日々の動きが小さく、安定的な運用を目指すコースになります。
2021/9/10 運用開始
アクティブコースとバランスコースそれぞれに100Pを振り替えて運用を開始しました。「9/13 22時以降に手続きが完了する」という表示があります。
↓ アクティブコース
↓ バランスコース
dポイント投資
dポイントの運用は「dポイント投資」というサービスサイト内で、擬似的な運用を行います。ドコモユーザーでなくてもdアカウントがあれば利用できます。
dポイントを使った投資は「日興フロッギー」でも行えますが、こちらは日興証券のオンライントレードサイト「日興イージートレード」の口座を開設した上で「キンカブ」というサービスを使って国内の個別株に実際に投資する仕組みになります。証券口座を開設する、投資銘柄を選定するなどの手間がかかります。
ここでは、「dポイント投資」について確認していきます。
dポイントアプリには「dポイント投資」のリンクが見当たりません。すこし不親切に感じます。
dポイント投資サイト
dポイント投資よくある質問
ポイント投資の仕組み
- 100ポイント単位で運用ポイントに振替
- 期間・用途限定ポイントは運用ポイントに振替できない
- 提携サービスから交換したポイントは交換したポイントが通常ポイントならば運用可能
投資コース・おまかせ運用
「おまかせ運用」はアクティブコースまたはバランスコースのどちらかを選択します。
アクティブコース
債券よりも株式に大きく比重を置き、高いリターンを目指します。グロースとインカムが80:20の資産配分となります。
バランスコース
株式よりも債券にやや比重を置き、安定したリターンを目指します。グロースとインカムが45:55の資産配分となります。
投資コース・テーマ運用
日経平均株価、新興国など9コースがあります。下記は、各コースと各コースが連動するETF(上場投信)です。
- 日経平均株価
NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信 - 新興国
iシェアーズ・コア MSCI エマージング・マーケット ETF - コミュニケーション
iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETF - 生活必需品
iシェアーズ グローバル生活必需品 ETF - ヘルスケア
iシェアーズ グローバル・ヘルスケア ETF - 金(ゴールド)
iシェアーズ ゴールド・トラスト - クリーン・エネルギー
iシェアーズ グローバル・クリーンエネルギー ETF - 日経インバース指数
直近1か月以内にd払い利用がある人限定
NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信 - 米国大型株
THEO+ docomo利用の人限定
iシェアーズ・コア S&P 500 ETF
2021/9/10 4コースで運用開始
下記4コースで100Pずつ振り替えて運用を開始しました。THEO+ docomoの利用設定をしているので、米国大型株の運用もできました。
- おまかせ運用 バランスコース
- テーマ運用 日経平均株価
- テーマ運用 新興国
- テーマ運用 米国大型株
PayPayボーナス運用
「PayPayボーナス」とは、PayPayの支払いや各種キャンペーンによって付与される「ポイント」に相当するPayPay残高です。単位は「円」になっています。
「PayPayボーナス」は、そのままPayPayの支払いに利用できますが、設定することにより「ボーナス運用」に振り替えることができます。
運用に振り替えられたボーナスは、PayPayアプリの中で擬似的に運用され、必要に応じて引出して「PayPayボーナス」として、PayPayの支払いに利用できます。
ボーナス運用の仕組み
- PayPayボーナス1円から運用できます
- 付与されるPayPayボーナスを運用に自動追加する設定もあります
- ボーナス運用サービスは「PayPay証券」が提供していますが、証券口座を開設する必要はなく、すべてPayPayアプリの中で完結します
運用コース
チャレンジコースとスタンダードコースの2種類のコースがあり、両方のコースで同時に運用することができます。
チャレンジコース
米国籍ETF「Direxion Daily S&P 500 Bull 3X(SPXL)」に連動し、米国株価指数「S&P500」の値動きの3倍上下するよう目指しています。上下に大きく値動きし、米国株式への短期間な運用に向いています。
スタンダードコース
米国籍のETF「SPDR S&P 500 ETF(SPY)」に連動し、米国株価指数「S&P500」の値動きにより上下します。米国株式への長期的な運用に向いています。
2021/9/10 両コース100円ずつ運用開始
auPay ポイント運用
auPayの「ポイント運用」はauPayアプリの中でPontaポイントを擬似的に運用するサービスです。
auPayアプリの中には「ポイント投資」というの案内もありますが、こちらはauカブコム証券の口座を開設して、現金とポイントを併用して投資信託を購入する仕組みです。
ここでは、auPayアプリの中の「ポイント運用」について確認します。
ポイント運用の仕組み
- auPayアプリ内で擬似的に運用
- 100Pから1P単位で振替可能
- 営業日13:00までに運用ポイントを「追加」した場合、2営業日後の基準価額で運用が開始され、その翌営業日18:00以降に変動します。それ以降は毎日18:00頃変動します。
- 営業日13:00までに運用ポイントを「引出」した場合、2営業日後の基準価額で引出時のポイント数が確定し、その翌営業日13:00以降にPontaポイントに反映されます。
運用コース
運用コースは「おまかせ」の1コースのみになります。運用ポイントの増減は以下の投資信託の基準価額に連動します。
- auアセットマネジメント社
auスマート・プライム(高成長)
この投資信託の特徴として、以下の記述があります。
複数のファンドへの投資を通じて、内外の債券、株式等に分散して投資を行い、リスクの低減を図りつつ、信託財産の着実な成長と安定した収益の確保をめざします。
資産配分比率は概ね、国内株式30%、国内債券20%、海外株式(新興国株式含む)35%、海外債券(新興国債券含む)15%を基本とし、上下10%の範囲内で配分比率を調整します。
株式:債権=65:35で、株式に重点をおいて運用することになります。
2021/9/10 100P運用開始
まとめ
私自身は以前PayPayボーナスの運用を利用した時期がありますが、証券会社を使った運用を利用しているので、いったんやめていました。
「ポイント運用」は証券口座を開設することなく擬似的に投資を試してみることができますが、各アプリ・サイトには、証券会社を利用する一歩進んだ「ポイント投資」についても案内しています。
「ポイント運用」は、本格的な投資の入り口という位置付けになっています。
今回、各ポイント運用を調べてみて、連動先にそれぞれ特徴があることに改めて気づきました。
各ポイント運用に100Pずつ入れて運用の推移を見ていこうと思っています。