私は無料の表計算ソフト LibreOffice Calc で投資信託の基準価額を取り込んで、評価額を集計しています。
2023年3月まではモーニングスターのサイトから取り込んでいましたが、4月にmorningstar.co.jpの投資情報がwealthadvisor.co.jpへ移行されたので、4月からはウエルスアドバイザーのサイトから取り込んでいます。
LibreOffice Calcで投資信託の基準価額を取り込む手順をまとめました。
投信データをリブレオフィスに取り込む手順
LibreOffice Calc のバージョンは、7.4.6.2 です。
例として、「ニッセイTOPIXインデックスファンド」のデータを取り込みます。
ウエルスアドバイザーの「ニッセイTOPIXインデックスファンド」スナップショット画面の赤枠部分のデータを取り込みます。
▼「ニッセイTOPIXインデックスファンド」スナップショット画面
1)ブラウザでニッセイTOPIXインデックスファンド(スナップショット)のページを開きURLをコピー
https://www.wealthadvisor.co.jp/FundData/SnapShot.do?fnc=2015042708
2)LibreOffice Calcの任意の空白シートの任意のセルにカーソルをあわせておく
このセルを基準にしてデータが取り込まれます。ここではA1にカーソルを合わせます。
3)[シート]→[外部リンク]をクリック
4)[外部データソースのURL]欄にコピーしたURLを張り付け[Enter]を押す。
(注)[検索(B)]をクリックしない!
5)[インポートオプション]が表示されるので、[自動]を選んだままOKボタンを押す
6)[使用できる表と範囲]の中からHTML_1を選択しOKボタンを押す
7)あらかじめカーソルを合わせておいたセルを基準にデータが取り込まれる
ここでは、A1を基準として、A2に基準価額、A3に日付が取り込まれています
ただし、データはテキストデータとして取り込まれるのでこのままでは数値として扱えません。
取り込まれたテキストデータを数値データに直す関数
◆A2にある基準価額(テキスト)14,486円を(数値)14,486に変換する関数
=IF(LEN(A2)=6,VALUE(LEFT(A2,5)),VALUE(LEFT(A2,6)))
6文字なら前5文字を数値に、7文字なら前6文字を数値に変換します
◆A3にある日付(テキスト)2023年04月05日を(日付数値)45021に変換する関数
=DATEVALUE(A3)
(注)この関数をコピー・ペーストときは「書式設定されていないテキスト」でペーストしてください
(注)目的の表示形式になっていないときは、右クリック→[セルの書式設定]で変更してください
データの更新方法
1)[編集]→[外部ファイルへのリンク]をクリック
2)ソースファイル欄から更新したいリンクを選択し[更新]をクリック
(注)ソースファイルが複数ある時は目的のソースをURLで確認してください
(注)すべて更新したいときはCtrl+Aで選択してください
データ更新のオプション設定
外部リンクのあるファイルを開くときのオプションを設定することができます。
ツール→オプション→LibreOffice Calc→全般で、以下の画面が表示されます。
読み込むときにリンクの更新で確認するを選ぶと、ファイルを読むとき次のようなセキュリティ警告が出るので、ここで「Allow updating」を押すと、外部リンクが更新されます。
なお、読み込むときにリンクの更新で常にを選んでも同じセキュリティ警告が出ます。
しないを選ぶと、このセキュリティ警告は出ません。この場合、「編集→外部ファイルへのリンク」から手動で更新することになります。