2014年NISAがスタートしてから「投資」をスタートさせました。
妻は「株取引=ギャンブル」というイメージを持っていたので、投資を始めるとき「個別株には投資しないこと」を約束させられました。
NISAの範囲内でインデックス投資信託に積立投資をつづけ、それなりの成果を上げているので、昨年あたりから、妻の許可を得て、国内国外の個別株や暗号資産にも少しずつ投資を始めました。
国内株式は「日興フロッギー」、米国株式は「PayPay証券」を利用して、1,000円単位の金額で投資しています。
PayPayアプリに「ボーナス運用」がありますが…
PayPayアプリには、PayPayの支払で付与される「PayPayボーナス」をアプリ内で運用する「ボーナス運用」という仕組みがあります。
これはS&P500に模擬的に投資して運用するもので、運用成果はアプリ内の支払いに利用できますが、現金として引き出すことはできません。現金を投資することもできません。
私も試してみましたがインデックス投資は他でやっているのでやめてしまいました。
PayPay証券で少額投資
PayPay証券は「OneTap BUY」が2021年2月に商号変更して誕生しました。
「PayPay」という名前がついていますが、2021年9月現在、PayPayボーナスが利用できるようなPayPayアプリとの連携はありません。PayPay銀行との連携も特にありません。
PayPay証券は個別株を1,000円から購入できる
PayPay証券では、米国株式、国内株式を1,000円から1,000円単位で購入でき、未単元株として所有できます。
PayPayボーナスやその他のポイントを利用することはできませんが、1,000円単位の金額指定で購入できるのがメリットです。
ただし、手数料が比較的高いのがデメリットです。
例えば、日興フロッギー(日興証券キンカブ)なら、100円から買付けできて、100万円までの取引の場合、買付け手数料は無料、売付け手数料は0.5%です。
PayPay証券では、取引時間内の手数料が、買付け、売付けとも、0.5%の手数料がかかります。
私は、米国株式はPayPay証券、国内株式は日興フロッギーで売買しています。
2021年9月4日のPayPay証券画面
2021年9月4日現在、アルファベット(グーグル)以下5銘柄を3,000円ずつ買い付けています。
同じ金額を買い付けられるので、銘柄ごとの成績を簡単に比較できます。
PayPay証券の手数料
入金手数料
「SBI証券と住信SBIネット銀行」や「楽天証券・楽天銀行」は資金を自動的に入出する仕組みがありますが、PayPay証券とPayPay銀行にはそのような仕組みがありません。
(追記)「PayPay銀行も「おいたまま買付」ができるようになりましたが、他の銀行の場合と同じように手数料がかかります
1,000円単位で買付けするためには、PayPay証券が指定したみずほ銀行の入金専用口座にあらかじめ資金を振り込んでおく必要があります。その場合の振込手数料は本人負担です。私は楽天銀行から振込手数料無料回数を利用して振り込んでいます。
「おいたまま買付け」といって、みずほ、三菱UFJ、三井住友、ゆうちょなどの銀行口座と連携して、銀行残高から直接振り替えて買付する方法もあります。取引単位は1万円以上1万円単位となります。1万円の買付けでは110円の手数料がかかります。2万円以上の買付けで手数料無料になります。私は1万円単位で買付けすることはないので利用していません。
出金手数料(税込み)
出金にも手数料がかかります。
出金額 | みずほ銀行宛 (税込み) | みずほ銀行以外宛 (税込み) |
---|---|---|
3万円未満 | 110円 | 275円 |
3万円以上 | 220円 | 385円 |
「おいたまま買付け」で連携している銀行であっても、出金には振込手数料が必要です。
売買手数料
買付け時と売付け時の両方で手数料がかかります。
▼国内株式
時間帯 | スプレッド |
---|---|
東証立会時間内 | 基準価額×0.5% |
上記以外の時間 | 基準価額×1.0% |
▼米国株式
時間帯 | スプレッド |
---|---|
現地9:00~16:00 | 基準価額×0.5% |
上記以外の時間 | 基準価額×0.7% |
例えば、米国株式を現地取引時間内に買付け・売付けする場合の株価は以下の通りになります。
- 買付け株価=リアルタイム株価×1.005
- 売付け株価=リアルタイム株価×0.995
為替手数料
円貨と外貨を交換する際の為替レートは、外国為替市場の動向を踏まえて当社が決定した為替レートに1米ドルあたり35銭を買付けの場合は加算したレート、売付けの場合は減算したレートがそれぞれ適用されます。
- 買付け時為替レート
=標準レート+35銭 - 売付け時為替レート
=標準レート-35銭
ドル円為替手数料は、楽天証券・SBI証券は25銭です。SBI証券の場合、住信SBIネット銀行を利用すれば4銭になります。PayPay証券の為替手数料は比較的高くなります。
実際の取引手数料を計算してみました
8月12日の取引
Microsoftの取引手数料
- リアルタイム株価(推定値)
=287.77÷1.005
=286.34 - リアルタイム為替レート(推定値)
=110.83-0.35
=110.48 - 実質評価額
=286.34×0.03138×110.48
=993円 - 手数料
=1000-993
=7円
買付け金額1,000円の内7円、約0.7%は手数料に取られていることになります。
即時売付けると
- 売付け株価
=286.34×0.995
=284.91 - 売付け時為替レート
=110.48-0.35
=110.13 - 売付け価格
=284.91×0.03138×110.13
=985円
1000円に対して往復約15円、約1.5%の手数料がかかることになります。
手数料としては高いですが、1,000円から金額指定で比較的手軽に米国株を買うことができるのは、大きな魅力です。
まとめ
私の投資の基本方針は「インデックス投資」ですが、追加投資する資金もほぼなく、現在所有している投資対象をリバランスしている状況です。
このような状況で、少し色気を出して、少額で個別株や暗号資産に投資しています。
日興フロッギーとPayPay証券は金額指定で少額から買付できるので、私にはあっているように思います。
PayPay証券は手数料は比較的高いですが、米国個別株に少額から投資できるのが魅力です。
PayPay証券に入れている資金は、ポイント活動で得たポイントをdポイントに替え、日興フロッギーで国内ETFを購入した後、それを現金に替えて作っています。
今後も少額ずつ米国個別株を買い付けて行こうと思っています。
国内株式は日興フロッギー、米国株式はPayPay証券
私は、国内株式については手数料的に有利な日興フロッギー(キンカブ)を利用し、米国株式はPayPay証券を利用しています。
国内株式は手数料的に日興フロッギーが有利
日興フロッギー(キンカブ)の場合、入金も出金も手数料は無料です。PayPay証券の場合、入金と出金の両方に手数料がかかります。
国内株式の売買手数料については、日興フロッギー(キンカブ)は、買付時無料、売付時0.5%ですが、PayPay証券は、買付時・売付時とも東京証券取引所立会時間内は0.5%、それ以外の時間は1.0%の手数料がかかります。
国内株式については、日興フロッギー(キンカブ)の方が手数料的に有利です。
PayPay証券は米国株にリアルタイムで発注できる
日興フロッギー(キンカブ)は国内株式・ETFの取り扱いしかありませんが、PayPay証券は米国株式・ETFも取り扱っています。
日興フロッギー(キンカブ)は前場始値または後場始値での約定になりますが、PayPay証券は国内株にも米国株にも立会時間中にリアルタイムの株価で約定できます。立会時間中の株価変動を見て売買するならPayPay証券になります。